デジタル採点システム「EfficientEX」を無料で提供する理由

「EfficientEX」は5ユーザーまで無料です。
それ以上のユーザーが必要となった場合は、有償としています。

スマートフォンで使用するアプリケーションは、無料で利用できるものがほとんどです。
ですが、デジタル採点システムのような特殊なアプリケーションは、ほとんどが有料です。

なぜ、無料としたのでしょうか。

EfficientEXの開発に至った経緯」にて記載しましたが、学校でのデジタル採点システムの導入には、相応の費用が掛かります。
そのため、デジタル採点システムの導入を計画すると、費用対効果を考える必要があります。
採点作業を効率化すると言っても、導入費用に対する時間短縮効果を正確に算出するのは相当に困難です。
まして、初めて使用するソフトウェアの場合は、本当に導入することで効率が上がるのか、逆に効率が下がるのでは、という懸念は大きいです。
効率が上がらなかった場合には、公立学校では、「税金の無駄遣い」のそしりを受ける可能性もあります。

このような事情から、デジタル採点システムの導入は躊躇されます。
現在、国の文教予算は大学から小学校まで一貫して減らされる一方なので、無駄な投資は極力避けたいという思いがあります。

その上、デジタル採点システムの導入は一般的に高価です。
販売元のライセンス形態にもよりますが、学校全体に導入するとなると、それなりの予算を確保する必要があります。
そのため、先生が、
「そんなものより、天体望遠鏡の一つでも購入した方が、よほど生徒のためになる。」
と考えても、不思議ではありません。
限られた予算は、本当に子供たちにとって必要なものに使用すべきです。

宮城県のようにデジタル化を進める地域では、県をあげてデジタル採点システムを導入する予定です。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/koukyou/r6_digital_saiten.html
 事業費(委託上限額)
 金35,697,200円(消費税及び地方消費税を含む。)
とありますから、相当に高額です。
正直いいますと、この仕様書(案)で要求されている仕様は、ほぼ、「EfficientEX」で網羅されています。
無料と言えども、機能を削ったり、利用期間に制限を付けたりは、一切していません。

「EfficientEX」は無料で利用できます。
その導入費用は、極力安価になるようにしています。
それは、このシステムを使用することで、

・一人でも多くの先生が、非効率な採点業務から解放されて欲しい。
・その分の時間を、未来にはばたく子供たちの教育に費やして欲しい。
・限られた予算を、子供たちのために有意義に使用して欲しい。

との願いからです。

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